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都市を纏う wear a city

東京ビエンナーレ2020~2021 「都市を纏う」 

 

"Wearing the city" 嘗て近所にあった物作りと商いは街に統一感と独特なリズムを与えてきました。

今は遠くで大量に作られた物や情報によってノイズが拡張しつつあり物が生まれ朽ちる姿を目撃することも少なくなりました。合理的で快適な表向きの日常と背景に隠れた物語が出会う事は稀です。非日常と乖離した日常に不意に訪れる災害に備えるとは対抗では無く自然の受け入れ方の作法のような気がしています。「都市を纏う」という取り組みは地域産業の隙間を覗き見、生産 流通 廃棄の過程にある物を地域で商いを営む方々から提供頂き数人のクリエーターによって人間が纏う物 衣服に仕上げてもらいました。普段はあまり関わりも無く一見無関係に思える材料と向き合う中から形を探る行為は日常で忘却してきた文化と現代との距離を縮め未来に投げる行為かもしれません。

今回はギャラリーに展示する他、異形の作品を纏ったモデルやパフォーマーを地域に解き放ちます。

 

「都市を纏う」ディレクタークリエーター 津村 耕佑

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